ウェブプロフェッショナルコース①レポート

2014年8月6月~8日に東京、8月20日~22日に大阪で、
ismウェブプロフェッショナル会員限定の、「ウェブプロフェッショナルコース」を開催いたしました。

ウェブプロフェッショナルコースは、ウェブ解析とウェブサイト設計、ワークフローと見積もりをテーマとしています。
全国各地より、様々なウェブプロフェッショナルの方々にご参加ただきました。
真夏の暑い中に行われた3日連続講座でしたが、皆さんのモチベーションも高く、大変満足度の高いセミナーとなりました。

1日目 「GoogleAnalytics上級」
2日目 「ウェブサイトの構造設計」
3日目 「ワークフローと見積もり」

1日目 「GoogleAnalytics上級」

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参加者の発表
 
・解析レポートの発表とディスカッション

講師、村上による講義
 
・分析とは分けて比較すること
  ①ユーザーを分ける
    ユーザーモデル別分析
    リスティング広告への活用
  
②期間を分ける
    
サイトリニューアル後の検証
  
③商品を分ける 
    
商品関連分析

講師、権による講義
  
④サイト、カテゴリ、ページを分ける
   
サイト内検索分析

 グループワーク
  
・2グループに分かれ、モニターサイトについて、ユーザーモデルを絞って、改善を検討する。
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参加者の発表

解析レポートの発表では、東京・大阪会場共に、二組の方に発表していただきました。
他社のレポートと、自分のレポートを比較することで、新たな発見や課題を見つけてもらうことが、目的です。
このような機会はなかなかないので、皆さん参考になったようです。

質疑応答を経て、最後に権から、「なるべく少ない分析でアクションを増やすことが大事」という話がありました。
特に経営者の方は、結果を重要視するので、数字を読み上げていくレポートではなく、改善アクションの議論の時間を増やすことの方が重要だと、権は言います。
(但し、相手がマーケティングの担当者であれば、しっかりとした数字を出して報告した方が、話が進みやすい場合もあるとのことです)

講義

講師は、ism代表・権と、村上佐央里の二人。
村上からは、まず、解析とは、「経営改善のツール」であり、解析によって、経営者と制作側が、同じ悩みを共有し、解析が経営レベルで活用されることが、経営成果に繋がるというお話をしました。

また、分析とは、「実態を改善するための手段」であり、「分けて比較し、実態を見出すこと」が重要だと言います。

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クライアントから「CVRが低下したので、何とかしてほしい」と相談されて、「CVRを上げる対策を考えましょう」と回答するのは、影だけを見ている証拠。
CVRが低下した原因を見つけることこそが、分析の本質です。
講義の中でも、分けて比較する方法について、実践的な説明がありました。

<以下のように、分けて比較することが重要>
・新規とリピーター
ユーザーモデル別
前年と今年
リニューアル前と後
商品Yと商品X
カテゴリAとカテゴリB

 

ユーザーモデルで分ける
ismフレームワークの分析で欠かせないのは、ユーザーモデル別分析です。
ユーザーモデル分析とは、同じ目的をもつだろうと考えられる、キーワードを細かくグループ化して、モデル別にログを比較・分析する方法です。
ユーザーモデルに分けて、ユーザーごとの市場規模や売上率をみて分析することで、「このユーザーモデルは、まだ市場の獲得が低いので、アクセス対策で流入を増やしましょう」「このユーザーモデルは、平均サイト滞在時間が長く見込みがあるので、サイト改善で購入に繋げましょう」などの対策を考えます。

もちろん、キーワード以外でもユーザーモデルの分け方の方法はあります。
講義では、キーワード以外のユーザーモデルの分け方や、リスティング広告における、ユーザーモデルの活用方法についても、詳しい説明がありました。

 
キーワード(商品)で分ける
続いて、権による講義では、いくつかの事例を紹介しながら、「商品関連性分析」や「サイト内検索の分析」の方法について、説明しました。
「商品関連性分析」「サイト内検索の分析」は、簡単に言うと、ユーザーが、どんなキーワードでどの範囲を回遊し、何を購入しているのかを見る分析方法です。
商品のキーワードで詳しく分析してみると、ある特定の商品のキーワードで来たユーザーが、別の商品を購入する現象が多っかたりするなど、今まで無かった仮説から、データが導かれることがあります。
「サイト内検索の分析」でも、"検索エンジン"でキーワード検索してきたにも関わらず、"サイト内検索"に、同じキーワードで探している人が多いことがあります。
すなわち、欲しい商品が見つかりにく構造になっているというわけです。
これらのデータは、もちろん、今後の改善に大きく貢献するに間違いありません。

講義の最後でも、権は、「分析とは分けて比較することが大事」という話で締めくくりました。

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グループワーク

後半のグループワークでは、2グループに分かれ、モニターサイトのGoogleAnalyticsの分析を行いユーザーモデルを絞った後、サイトの改善を検討するというワークを行いました。
モニターサイトは、上野アメ横でナッツとドライフルーツを販売しながら、オンラインショップも運営している「小島屋」さんです。

Aグループが「アーモンド」、Bグループは「ドライフルーツ」のキーワードからきた人が、どのようなユーザーか分析し、ユーザーモデルを考えます。
そして、そのユーザーに、どうしたらより多くの商品を購入してもらえるか、改善案を考えていただいた後、発表していただき、第1回の講座は終了しました。

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==【アンケートの回答】==

・「以前うかがったことがあった内容ですが、改めて実サイトでしっかりと学習する時間をいただくことで、より身になった形でした。なので、今回は「理解」ではなく「体得」ができました。ありがとうございました!」

「戦略やユーザーモデルを意識してGAを見ると、数字の見え方が全く違って見えてくることが大きな発見でした。ついつい数字の絶対値を見て判断しがちではありましたが、しっかりと比較する対象を決定し、戦略に基づいた数値的根拠として数字を捉えていくことの大切さを改めて理解しました。」

・「とても高度な手法とともに、GAから取得したデータをどの様に活用できるかがわかって良かった。もっとユーザーモデル作りの時間が欲しいと思った。」

・「事例発表をさせていただきましたが、数字をただ出すのではなく、相手のレベルに合わせてわかりやすいレポートを作らなければならないと思いました。また回遊範囲を見るといったアナリティクスの見方など教えていただいた解析の方法はすぐに取り入れたいと思います。